最近読んでいる本に、映画「テルマ&ルイーズ」のテーマはテルマが男の支配から自由になることだと書いてあった。見たのはだいぶ前だったが、そんな話だったか。男に支配される女の人生は洋の東西を問わず、古今も問わずどこにでもあるらしい。

私も男に支配される人生から自由になることを小説にできたらよかったが。

結婚する前からこうなることはわかっていた。なぜ結婚してしまったんだろうとよく考え、そのたびに「子供たちをこの世に生み出すためだった」という結論になる。彼らが健康で自由に生きていくためなら私の人生などどうでもいい。このまま死ぬまで苦しみ続けても構わない。